Mathematical Reviews 書評掲載
凸解析の基本的なものから不動点近似法といった凸性をもった問題を論ずる上で大切な理論を扱った本.数学,物理,工学,数理経済学,オペレーションズ・リサーチなどの分野で活躍する人々にとって,役立つ本
ISBN 4-946552-03-0 高橋渉著 上製 A5 P.278 2900円+税(3045円・税込)
目次
1. 準備
1.1 距離空間と位相空間
1.2 Banach空間とHilbert空間
1.3 線形位相空間
2. 下半連続関数と凸関数
2.1 区間上での凸関数
2.2 下半連続関数と凸関数の基本的性質
2.3 完備距離空間完備距離空間での下半連続関数
2.4 Banach空間上での凸関数
2.5 Minimax定理
2.6 Hahn-Banachの定理の拡張定理
3. 増大作用素と単調作用素
3.1 Banach空間のノルムの凸性
3.2 Banach空間の双対写像
3.3 Banach空間のノルムの微分可能性
3.4 増大作用素
3.5 単調作用素
4. 方向微分と劣微分
4.1 方向微分と劣微分の定義と例
4.2 共役関数と劣微分
4.3 ε - 劣微分と劣微分
4.4 Rockafellarの定理
5. 不動点近似法
5.1 Hilbert空間での不動点近似法
5.2 増大作用素のリゾルベントの収束定理
5.3 一様凸Banach空間での非拡大写像
5.4 Banach空間での不動点近似法
6. 応用
6.1 制約可能性問題
6.2 近接点法
6.3 Kuhn-Tuckerの定理
6.4 双対問題
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Published by Yokohama Publishers 横浜図書