レベルを下げることなく工夫した書き方や例題,問題の吟味によって,学生の興味や理解が得られるように書かれた微分積分学の教科書.この本を書くにあたって特に留意した点.
(1)1週1こまの講義で25回を消化すれば,2変数までの基本的な微分積分の知識,及び計算力が身に付くようにした.
(2)多くの書物を参考にして,例題や問題を吟味し,特に問題の解答には多くのページをさいた.
(3)現代解析学の考え方や面白さがかいま見られるように微分積分学の構築法に神経を注いだ.
(4)証明の難しい定理は,定理の記述だけにとどめ,実際の計算に役立つような形で書いた.
(5)高校の微分積分学ではかけないような新鮮味のある書き方に留意した.
ISBN 4-946552-00-6 高橋渉著 A5 p.232 ■1715円+税(1801円・税込)
目次
1. 基本概念
1.1 数列の極限
1.2 級数
1.3 関数の極限
2. 微分
2.1 微分係数と導関数
2.2 逆関数の導関数
2.3 平均値の定理
2.4 高階の導関数
2.5 凸関数と近似値
3. 積分
3.1 定積分の定義
3.2 定積分の基本的性質
3.3 基本関数の不定積分
3.4 やや複雑な不定積分
4. 広義積分
4.1 2変数関数の微分
4.2 2変数関数と偏微分
4.3 全微分と合成関数の微分法
4.4 2変数のテイラーの定理
4.5 陰関数の定理
5. 2変数関数の積分
5.1 重積分の定義とその計算
5.2 重積分の性質と変数変換
5.3 広義重積分
6. 関数の級数
6.1 べき級数
6.2 一様収束性
6.3 一様収束性と微分積分
7. 微分方程式
7.1 1階微分方程式-変数分離形,同次形
7.2 1階微分方程式−線形,完全形
8. 特論
8.1 上極限・下極限
8.2 コーシーの判定条件と収束定理
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Published by Yokohama Publishers 横浜図書